ジビエ料理 あまからくまから・東京

日本橋人形町と浅草にあるジビエレストラン

熊の手って美味しいの?ジビエ料理店の店主が解説

熊の手って美味しいの?ジビエ料理店の店主が解説

熊は北海道から本州・四国に生息する大型の野生動物です。日本にはヒグマとツキノワグマが生息しています。

普段は山で暮らす熊ですが、食べ物を求めて人間の生活圏にやって来ることがあり、農作物を荒らす・人を襲うなどの被害が深刻です。しかし、そんな熊を駆除するだけでなく、食肉(ジビエ)として有効活用する動きがあります。

中でも美味しいと言われるのが、「熊の手」です。

この記事では、熊の手の味・調理法をはじめ、熊の生態や駆除方法、駆除をする際の注意点などを解説します。

熊の手とは

熊の手とは、ツキノワグマやヒグマの手で「熊掌(ゆうしょう)」とも言います。中国では伝統食材とされており、高価なことで知られています。

ロース・ヒレ・ランプなどさまざまな部位が美味しいとされている熊ですが、その中でも希少価値の高い熊の手は「特に美味しい」と言われている食材です。

熊の手の美味しさは?味や食感、食べ方を紹介

熊の手はどのような味がするのでしょうか?気になる味や食感、食べ方などを解説します。

熊の手は案外「あっさりとした味わい」

熊の肉は、濃い赤身とたっぷりの脂が美味しい、ジューシーな味わいです。牛肉に近いと言う人も多く、さまざまなジビエの中でも味はトップクラスと言えます。

一方、熊の手は、熊肉よりもあっさりとした味です。一緒にいただくソースや味付けで印象が大きく変わりますが、ぷるぷるとしたゼラチン質と肉が合わさって旨味がたっぷり。希少部位ですが、その味が忘れられず何度でも食べたいという人も少なくありません。

ぷるぷるとした食感がたまらない

熊の手はぷるぷるとした食感で、まるで豚足のようです。とても柔らかく、フカヒレやスッポンのような食感とも言えます。

また、肉球部分の食感を魚の皮に例える人もいます。食べる部分によって食感やおいしさが変わる点も、熊の手の大きな魅力です。

熊の手の「煮込み料理」は絶品

熊の手は、食べるまでにとても手間がかかります。まず、熊の手についている毛をペンチでむしり、取り切れない毛はバーナーで丁寧に焼いて取り除きます。下茹でをして骨や爪を取り外し、長時間煮込んでからようやく味付けです。

独特の獣臭さをなくすために味噌を使うこともあれば、中華風のソースで煮込むこともあります。

熊肉は焼いたりしゃぶしゃぶにしたりするなど、さまざまな調理方法で食べますが、熊の手は煮るのが一般的です。

ジビエ料理専門店「あまからくまから」の熊の手料理

ジビエ料理専門店の「あまからくまから」では、熊の手を使った鍋料理や熊の手のステーキを提供しています。


熊の手は希少な部位のため、常時ご提供することができません。
その為、入荷した時のみのご提供となりますのでご了承ください。
入荷した際はグルメサイトにて熊の手のお料理が食べられるコースのご予約をお受けしております。
熊の手を食べてみたいと思ったら、グルメサイトの予約状況をご確認のうえご予約ください。

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熊の特徴や行動特性、被害状況

熊被害のニュースは近年非常に増加しています。熊の特徴や行動特性、各地で起こっている被害状況について解説します。

ヒグマとツキノワグマ、2種類の熊の違い

まずは、日本に生息しているヒグマとツキノワグマ、この2種類を比較しながら熊の生態を見てみましょう。

日本にいる熊のうち、ヒグマは北海道に、ツキノワグマは本州から四国にかけて生息しています。その他、ヒグマとツキノワグマは以下のような違いがあります。

ヒグマツキノワグマ
生息地北海道本州・四国
大きさ(頭胴長)200~230センチ110~130センチ
体重150~250キロ50~80キロ
毛色茶色(黒・金色の場合も)黒色、胸に白い三日月模様

※参考:WWFジャパン「日本に生息する2種のクマ、ツキノワグマとヒグマについて」

木の実が不作の年は人里にやって来ることも

熊は秋になると、冬眠に備えて脂肪を蓄えるため、多くの食べ物を食べます。

ヒグマもツキノワグマも雑食ですが、基本的にはドングリやブナの実、山菜などの植物が中心です。自ら動物を襲うことはほとんどありませんが、衰弱死したシカの死体を食べることもあります。

木の実類が不作の年は、栗や柿の木、農作物を求めて人里にやって来ることもしばしばあります。

熊による被害が全国で多発

現在、熊が農作物を食い荒らしたり、人に怪我をさせたりする被害が全国で多発しています。令和6年度の被害人数は、令和6年12月4日現在、全国で81人でした。(環境省「クマによる人身被害件数(速報値)」より

他にも、熊によって家畜が襲われるという被害が発生したり、スーパーにツキノワグマがあらわれて従業員に怪我を負わせたりする事件も発生しています。

また、なんと東京でも熊が出没するニュースがたびたび報じられるようになりました。あきる野市や奥多摩町など、都の東側で特に目撃情報が多く寄せられています。(東京都環境局「令和5年度 東京都ツキノワグマ目撃等情報一覧より)

熊を駆除する方法

熊に関しては、農作物への被害だけでなく人への被害も深刻化しています。万が一熊に出会ってしまった時には、そう簡単には対処できません。

では、熊は通常どのように駆除されるのでしょうか。一般的な駆除方法は次の通りです。

  • 狩猟による駆除
  • わなによる捕獲・駆除

猟銃による駆除

熊が人里の餌場を見つけた場合、繰り返し餌場を訪れる可能性が高いため、猟銃による駆除が行われます。

この猟銃による駆除は警察などの公的機関ではなく、民間の猟友会頼みになっているのが現状です。しかし現在、ヒグマ駆除を行う北海道猟友会では、警察との連携が取れていないことを理由に、市町村の出動要請に応じない構えを示しているという問題が発生しています。これは、ハンターがヒグマ駆除の要請に応じて出動したにも関わらず、住宅の方向に発砲したことを理由に猟銃所持の許可を取り消されたことが背景にあります。

他にも、猟銃を使った熊の駆除に対して「かわいそう」というクレームが寄せられたこともありました。

熊があらわれた際の猟銃駆除の体制については、今後も議論を呼びそうです。

わなによる捕獲・駆除

箱わなを使って熊を捕獲・駆除する方法もあります。猟銃を使うのが難しい状況や、夜間の出没などに有効です。

ただし、箱わなに熊を誘導するための餌が必要になるほか、他の熊を引き寄せてしまうという課題もあります。

熊を駆除するときの注意点

熊を駆除する際の注意点としては、以下の3つが挙げられます。

  • 熊の捕獲には申請・許可が必要
  • 駆除免許が必要で警察官の立ち合いでの猟銃許可になる。
  • 熊が近づかない環境作りが必要

熊の捕獲には申請・許可が必要

熊による被害が発生している場合、もしくは被害が起こる可能性がある・対策をしても被害が防止できない場合には、鳥獣保護管理法に基づいた捕獲の申請ができます。

狩猟期間外の駆除や、狩猟以外の目的で捕獲をする場合、捕獲許可が必要です。捕獲許可申請の手続きは、狩猟免許を持っている人が行いましょう。

狩猟は考えないで駆除の専門家に任せましょう

狩猟免許を持っていても、いつでも狩猟できるわけではありません。狩猟期間中でなければ、狩猟による駆除ができないからです。
しかしながら熊の狩猟は危険ですので専門家にまかせましょう。

鳥獣保護区や特定猟具使用禁止区域では、どのような猟具でも狩猟ができないため注意しましょう。

熊が近づかない環境作りが必要

熊は本来、とても臆病な動物です。自分から襲ってくることは珍しいため、熊が人々に近づかない環境作りが必要です。具体的には、次のような対策を講じるとよいでしょう。

  • 生ごみを捨てたり放置したりしない
  • 山や森林では音で自分の存在を知らせる
  • 農作物は電気柵や早めの採取などで守る

熊は果物や野菜などの他、香りの強いものに惹きつけられます。よって不要な果実や生ごみを放置せず、熊が寄ってこないような工夫をしましょう。

また、熊がいそうな場所に立ち入る場合にはラジオや熊鈴などで音を出し、自分の存在をアピールします。至近距離で突然遭遇する可能性を減らし、熊が自ら人間を避けるようになります。

熊に遭遇してしまったらどうする?

万が一熊と出会ってしまったらどうすればよいのでしょうか。その場合は背中を見せて逃げるのではなく、熊から目をそらさずにゆっくり後退します。
ゴールデンカムイでは話しかけるシーンがありますが、これも猟師さんから聞いたことがあるので有効かもしれません。もちろん試したことはありません(笑)

そしてもし、熊が近づいてきたり至近距離で遭遇したりした場合は、ためらわず熊撃退スプレーを噴射しましょう。
バックに入っていてはすぐとりだせないので、危険を感じたら、手にもっておくのが良いでしょう。
熊が近くにいると「異様に臭い」ことが多いようです。異様なにおいがしたらスプレーを準備しましょう。

このほか、熊に出会わないようにするための熊鈴やホイッスルなども活用できます。

まとめ

熊は古くから日本に住む動物です。人や作物への被害もありますが、駆除するだけでなくその肉を有効活用できるジビエをもっと皆さまに知っていただきたいと思います。

ジビエ料理専門店の「あまからくまから」では、熊肉をはじめ、外来種のキョンやハクビシン、鴨肉などさまざまな肉を提供しています。

特に熊肉は、初めての方でもお楽しみいただけるしゃぶしゃぶやステーキなど、魅力的な食べ方がたくさんあります。有害鳥獣を廃棄処分するのではなく、食べて有効活用しながら応援したいという方はぜひご来店ください。

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この記事の投稿者

あまからくまから 店主 林育夫
この記事を書いたのは、ジビエ料理の専門店を経営する有限会社ティナズダイニング 代表の林育夫(はやしいくお)です。

1987年から飲食業界に携わっており、1994年に独立し日本橋人形町に自分のお店を構えました。
2000年には法人化し有限会社ティナズダイニングを設立しました。

現在は、東京都内で、熊、鹿、猪、鳥などの新鮮なジビエ料理が楽しめる「あまからくまから」と、アイヌの伝統文化を体感しながらアイヌ料理を味わえる「ラムレンカイネ」を運営しています。

TBS「ラヴィット」やNHK「NHKスペシャル」などのテレビや、新聞「日刊スポーツ」、雑誌「おとなの週末」など多数のメディアでもご紹介いただいています。
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