
マタギの魂が宿る、命の恵み「月鍋」
この特別な**「月鍋(つきなべ)」は、秋田の深い山々を知り尽くしたマタギ(狩人)が仕留めた「月の輪熊」**を使った、伝統と感謝の味が詰まった鍋料理です。
マタギは熊を単なる獲物ではなく、**「山の神からの授かり物」**として深く敬います。仕留めた熊に対しては、マキリ(小刀)をくわえさせ、お神酒を捧げるという神聖な儀式を行います。この儀式は、熊の魂を鎮め、山の神に感謝を捧げるという、マタギ文化の核心です。この命への敬意と感謝こそが、「月鍋」を単なる料理で終わらせない、滋養と物語に満ちた至高の逸品にしています。
最高の旬!とろけるような脂の甘さ
美味しさの鍵は、冬眠を前にして栄養をたっぷり蓄えた熊肉の**「極上の脂」にあります。月の輪熊の脂は、一般的な肉とは一線を画し、融点が非常に低いため、熱を加えるとすっと溶けてなくなります。その味わいは、まるで上質なバターのように濃厚でありながら、上品な甘さに満ちています。しつこさがなく、体に優しく染み渡るような滋養深さ**が特徴です。
野菜と一体になる唯一無二の旨味
この極上の熊肉と、根セリ、ゴボウ、きのこなど、秋田の豊かな山菜や根菜を特製の味噌仕立ての出汁でじっくりと煮込みます。
熊肉から溶け出した濃厚な旨味と甘い脂が、出汁と野菜全体に溶け込み、他では味わえない深みとコクを生み出します。特に、〆にきりたんぽを入れれば、極上の旨味を吸い込んだきりたんぽが、月鍋の美味しさを完璧な形で締めくくります。
一口食べれば、体が芯から温まり、滋養強壮にも優れているとされる、まさに**「山の神からの贈り物」**。秋田マタギの文化と魂が息づく、この特別な「月鍋」をぜひご堪能ください。
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