ジビエ料理 あまからくまから・東京

日本橋人形町と浅草にあるジビエレストラン

【秋田マタギの至宝】極上月の輪熊を味わう「月鍋」の魅力

【秋田マタギの至宝】極上月の輪熊を味わう「月鍋」の魅力
マタギの魂が宿る、命の恵み「月鍋」

この特別な**「月鍋(つきなべ)」は、秋田の深い山々を知り尽くしたマタギ(狩人)が仕留めた「月の輪熊」**を使った、伝統と感謝の味が詰まった鍋料理です。

マタギは熊を単なる獲物ではなく、**「山の神からの授かり物」**として深く敬います。仕留めた熊に対しては、マキリ(小刀)をくわえさせ、お神酒を捧げるという神聖な儀式を行います。この儀式は、熊の魂を鎮め、山の神に感謝を捧げるという、マタギ文化の核心です。この命への敬意と感謝こそが、「月鍋」を単なる料理で終わらせない、滋養と物語に満ちた至高の逸品にしています。

最高の旬!とろけるような脂の甘さ

美味しさの鍵は、冬眠を前にして栄養をたっぷり蓄えた熊肉の**「極上の脂」にあります。月の輪熊の脂は、一般的な肉とは一線を画し、融点が非常に低いため、熱を加えるとすっと溶けてなくなります。その味わいは、まるで上質なバターのように濃厚でありながら、上品な甘さに満ちています。しつこさがなく、体に優しく染み渡るような滋養深さ**が特徴です。

秋田の山に自生する人形茸と一体になる唯一無二の旨味

この極上の熊肉と、秋田の珍しいきのこと根菜を特製の味噌仕立ての出汁でじっくりと煮込みます。

熊肉から溶け出した濃厚な旨味と甘い脂が、出汁と野菜全体に溶け込み、他では味わえない深みとコクを生み出します。特に、〆にきりたんぽを入れれば、極上の旨味を吸い込んだきりたんぽが、月鍋の美味しさを完璧な形で締めくくります。

一口食べれば、体が芯から温まり、滋養強壮にも優れているとされる、まさに**「山の神からの贈り物」**。秋田マタギの文化と魂が息づく、この特別な「月鍋」をぜひご堪能ください。

画像は岩手の天然茸で10月~11月初旬までの提供になります。

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「熊は山の神だから」秋田マタギの儀式

雪深い秋田の山を生きるマタギにとって、熊は単なる獲物ではなく、「山の神」の化身です。

里の暮らしを守り、自然の恵みを得るために、やむなくその命を絶った後、マタギは静かに儀式を執り行います。

頭部に、自らの魂ともいえる**マキリ(短刀)**をそっと添えるようにくわえさせるのは、獲物に対する最大の敬意と畏れを示す作法です。

そして、感謝と鎮魂の思いを込めて日本酒を捧げ、深々と頭を垂れます。

里の暮らしを守る中で、それは、奪った命への謝罪と、恵みを与えてくれた神への感謝が織りなす、厳粛で美しい鎮魂の祈りです。

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この記事の投稿者

あまからくまから 店主 林育夫
この記事を書いたのは、ジビエ料理の専門店を経営する有限会社ティナズダイニング 代表の林育夫(はやしいくお)です。

1987年から飲食業界に携わっており、1994年に独立し日本橋人形町に自分のお店を構えました。
2000年には法人化し有限会社ティナズダイニングを設立しました。

現在は、東京都内で、熊、鹿、猪、鳥などの新鮮なジビエ料理が楽しめる「あまからくまから」と、アイヌの伝統文化を体感しながらアイヌ料理を味わえる「ラムレンカイネ」を運営しています。

TBS「ラヴィット」やNHK「NHKスペシャル」などのテレビや、新聞「日刊スポーツ」、雑誌「おとなの週末」など多数のメディアでもご紹介いただいています。
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