ジビエ料理 あまからくまから・東京

日本橋人形町と浅草にあるジビエレストラン

タイムスリップ!江戸の粋を味わう、浅草の獣肉鍋

江戸時代、日本の食文化は今とは大きく異なりました。特に獣肉を食べることは一般的にタブーとされ、一部の人々の間でこっそりと楽しまれていました。そんな時代に、江戸の人々が活力を得るために食べていたのが、獣肉を使った「ももんじ屋」の鍋料理です。ここ浅草は、そんな江戸の食文化の中心地の一つでした。

浅草で愛された「山くじら」

お寺が多く、殺生がはばかられた江戸の町で、猪肉や鹿肉は巧妙な隠語で呼ばれていました。猪肉は「山くじら」、鹿肉は「紅葉」などと呼ばれ、あたかも魚や植物であるかのように装い、人々に親しまれていました。中でも猪肉を使った鍋は、見た目から「ぼたん鍋」と呼ばれ、冬の寒さを乗り切るための滋養強壮食として人気を博しました。

そして、穴熊は「むじな」とも呼ばれ、同じく「薬喰い」として珍重されていました。

また、浅草で鍋といえば忘れてはならないのが**「どじょう鍋」**です。特に柳川鍋は、精力がつく食べ物として大衆に広く浸透していました。こうして浅草は、庶民が活力を得るための様々な鍋料理が楽しめる、活気に満ちた食の街として栄えたのです。

現代に蘇る江戸の獣肉鍋

「あまからくまから浅草」の料理は、単なる鍋料理ではありません。それは、農作物を荒らす獣を捕獲し、命を無駄にしないという、現代のサステナブルな取り組みそのものです。全国の猟師から仕入れるジビエは、その時期に一番おいしい、最高の状態のものです。

幻の鍋「穴熊すき焼き」との出会い

特に注目したいのが、期間限定で提供される「穴熊」の鍋料理です。穴熊は、秋に脂がのって最高の旬を迎えます。そのため、夏の間は提供することができず、多くのファンがこの時期を心待ちにしています。

その期待に応えるように、9月8日より新コース「穴熊zukushi」が始まりました。

「ジビエは硬い」「臭みがある」というイメージを覆す、驚くほど柔らかく、奥深い旨味が凝縮された穴熊の美味しさを、このコースで発見することができます。

メインとなるのは、とろけるような食感と濃厚な味わいがたまらない「穴熊角煮」と、旨味が溶け出した出汁で楽しむ「穴熊のすき焼き鍋」です。一口食べれば、その芳醇な風味に誰もが驚かされることでしょう。

なぜ今、浅草で獣肉鍋を食べるべきなのか

江戸の人々が「薬喰い」として獣肉を食べていたように、現代に生きる私たちもまた、日々の疲れを癒し、明日への活力を得るための食事を求めています。

浅草で獣肉鍋を食べることは、単に美味しいものを食べるだけでなく、江戸の食文化を追体験し、そして命の恵みに感謝する、豊かな時間です。

歴史を感じさせる街並みを散策し、江戸の粋と現代の感性が融合した絶品の獣肉鍋を味わう。そんな特別な体験を、ぜひ「あまからくまから浅草」でしてみてはいかがでしょうか。

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この記事の投稿者

あまからくまから 店主 林育夫
この記事を書いたのは、ジビエ料理の専門店を経営する有限会社ティナズダイニング 代表の林育夫(はやしいくお)です。

1987年から飲食業界に携わっており、1994年に独立し日本橋人形町に自分のお店を構えました。
2000年には法人化し有限会社ティナズダイニングを設立しました。

現在は、東京都内で、熊、鹿、猪、鳥などの新鮮なジビエ料理が楽しめる「あまからくまから」と、アイヌの伝統文化を体感しながらアイヌ料理を味わえる「ラムレンカイネ」を運営しています。

TBS「ラヴィット」やNHK「NHKスペシャル」などのテレビや、新聞「日刊スポーツ」、雑誌「おとなの週末」など多数のメディアでもご紹介いただいています。
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